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県生協連ニュース

県連女性協が組合員学習交流会を開催しました
「安心してくらせる地域へ ~男女共同参画の視点から考える~」
前橋国際大学国際社会学部長大森昭生教授を講師に招く

 群馬県生協連女性協議会(林かの子会長)は5月12日(土)、県生涯学習センター研修室で「組合員学習交流会」を開催しました。

 講演は「安心してくらせる地域へ ~男女共同参画の視点から考える~」と題して、共愛学園前橋国際大学国際社会学部長の大森昭生教授におこしいただきました。


大森昭生先生

 大森先生の専門はアメリカ文学、特にヘミングウェイ研究だそうですが、男女共同参画社会の形成や、地域教育等に関する社会活動に大変積極的に関わり、◍群馬県男女共同参画推進委員会副会長◍群馬県子ども・若者に関する専門家会議座長◍ぐんま男女共同参画センターアドバイザー◍前橋市社会教育委員◍伊勢崎市「教育改革・みらい会議」委員などの役職に就かれ、共同参画の分野で、多くの講演活動もなされています。

 先生は、3人のお子さんのうち二人目と三人目のお子さんの出産に際し、自ら育児休業を取得されたということで、体験を交えた興味深いお話しがお聞きできました。

 今、地域と家族の状況が大きく変化していて、家には住んでいるが、地域には住んでいないという。第三次産業が成長し、仕事に合わせて人が動くようになり、高流動社会になったためだという。かつてのコミュニティーと違い、地域デビューのハードルが高くなっている。このハードルを下げる新しい地域のあり方を考える必要がある。その時、男女共同参画を考えることが、地域のあり方を考える糸口になるのだという。

 また先生は、“性別に関わりなく、個性と能力を発揮することができ、一人ひとりの考え方や生き方が尊重され、あらゆる分野への参画が等しく保障される社会”(すなわち男女共同参画社会)の実現は21世紀最大の課題だといいます。

 時代が変わればジェンダーも変わり、ジェンダーに敏感な視点を持つことが、個人にも企業にも求められる。一人ひとりを見つめているか、個が尊重され平等な扱いがされているか、自分の生き方は自分が決めることができているか、など、共同参画と人権について問いかけました。

 企業がかつて、ワークライフバランスの導入を福利厚生の範疇としてとらえられていたことがあり、そうした企業ではワークライフバランスを定着させることができなかったが、いま、大手を中心に、ワークライフバランスの取り組みを、企業戦略・成長戦略として位置づけるようになり、こうした企業は成長し業績を伸ばしている、という。であるが、小さい企業ならではの取り組み方もあるのだという。

 先生は最後に、男女共同参画の視点を持っていれば暮らしも事業も豊かになる、と結びました。

 参加者からは、「有意義だった」、「意識が変わった」、「男女共同参画が社会の基本であることが分かった」など理解が深まったという声や、「先生の家庭でのお話しが共同参画を身近に感じさせてくれた」、「家庭の有りようを考えてみようと思う」と、実践を決意した声も聞かれました。中には、夫はもうあきらめてお子さんに伝えていきたいとご自身の“戦略”をうちたてた方もいたようです。

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